こんにちは♪
吹チャン!オレンジレンジャー サニーです。
このコーナーでは吹田での暮らしが丸10年経ったオレンジレンジャーが、もっと知りたい吹田の歴史や文化に触れるべく、月に一度、歴史的建造物や文化施設に訪れ紹介していきます♫
今回は昨年、本屋さんで見つけた「すいたの民話」にきっかけを与えてもらいました。
皆さん読まれたことありますか?
この本を片手に、民話が語りつがれる舞台の地へ行ってきましたよー。
この「ききがき 大阪北摂すいたの民話」はその名の通り、吹田の地で遠い昔から語り継がれてきた民話が40話書かれています。
「むかし昔」からはじまって「ちゅうこっちゃ」でおわるのが定型となっていて、語り口調がとても楽しく、どんどん読み進められます。
挿絵の切り絵も魅力的で、キツネにばかされた話やだんじりの話、妖怪話など、吹田という一つの土地の話とは思えないくらいバリエーションに富んでいて、興味深いものが満載です
ききがき大阪北摂すいたの民話 1,500円+税
発行者:内山正之
発行所:西日本出版社(吹田市南金田1-8-25-402)
この本のもとになっているのは、吹田市出身で、1975年から2000年まで25年間に渡り、吹田市出口町にあった人形劇団を主宰していた阪本一房さん(1919〜2001)が、旧吹田村を中心に山田や佐井寺など古くからある町を訪れ、長老に民話を聞いたものをまとめたものだそう。
1981年〜1983年に吹田市広報で連載。
翌84年に、市が原稿をまとめて冊子2000 部を発行。
その後、「吹田の歴史的背景がよく分かる。いつかきちんと本にして広く知ってもらいたい」という思いで、冊子の発行から40年経った昨年【浜屋敷】設立20年の節目に合わせて書籍化に至ったとのことです。
発行者である西日本出版社の内山さんは「時空を超えたガイドブックにしたかった」という狙いもあるそうで、
舞台の地へ行けるようにとマップも掲載されています!!
ちなみに本の帯にある「舞台の地に行くことが出来る民話」って良いですね~
吹田市(旧山田村含む)の、南部を中心とした、昔から人の住んでいたエリアで広くお話が集められていることが分かりますね!
やはり目にとまるのは、自分の近所の話。
山田地区にある円照寺(山田東3丁目)というお寺が舞台になっている
【権六(ごんろく)おどり】
近所ではあるものの、円照寺を訪れたのは初めて。
少し高台にあるので、見晴らしがよく「あっ!◯◯が見える〜」と子どもたちもワクワクの様子!
とっても気持ち良かったです♫
毎日聞こえてくる鐘の音もここからだね~
さて、円照寺が舞台となったお話ですが、
山田村に住む宮大工の権六が(中略)自分の建てた円照寺の見事な出来栄えに滑稽な踊りをし、村人たちもつられて踊り輪が広がっていったというお話し。
子どもたちに伝えると、とっても興味深く聞いていました♪
権六おどりは【吹田市 地域無形民俗文化財】に登録されていて、これからも継承していこうと、
1980年に「山田権六保存会」がつくられ、地域の体育祭や夏祭りでは保存会の皆さんを中心に子どもから大人まで全員で大きな輪になって踊ります。
こんな感じです(地元の古木酒店のYouTubeチャンネルっていうのが良いですね~)
10年前、初めてその光景を見た時には、地区に伝わる踊りがあること、それを次の世代にも伝えていこうという活動に感動しました!!
次回の【吹田の文化に触れられる施設】もお楽しみに~☆彡
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【吹田の文化に触れられる施設】
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